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エステ脱毛の超営利主義、今も昔もかわらず

エステ脱毛の運営会社にまた業務停止命令のニュースが最近ありました。
今年に入ってからだけでももう3件以上だと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000059-asahi-soci
下記にも転載しておきます。
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脱毛エステの会員勧誘広告の内容が誇大なうえ、解約した会員への返金を拒んで特定商取引法に違反したとして、消費者庁は24日、脱毛エステ店「エターナル・ラビリンス」を全国展開する「グロワール・ブリエ東京」(東京都港区)に対し、新規の会員勧誘や契約を25日から9カ月間禁止する業務停止命令を出した。

同社は有名タレントを起用したCMで知られる脱毛エステ店を全国で約70店舗展開している。

消費者庁は、同社がスマホ向けサイトに、月額9500円で脱毛を受けられるような広告を載せて勧誘し、実際には17万円を超えるコースなどを契約させていた、と指摘。また従業員や機器が足りないのに、「間違いなく予約が取れます」などと事実と異なる説明をしたり、中途解約した会員への返金を拒んだりしたなどの違反もあったとしている。

同社の脱毛エステについては「予約が取れない」「返金されない」などの相談が2012年度以降、全国の消費生活センターに500件以上、寄せられたという。同社は取材に対し、「担当の者から回答させる」としている。
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以上、「朝日新聞デジタル 8月24日(水)19時56分配信」の転載です。
上記記事にある有名タレントとは山ピーのことですね。
これが、同社のホームページ画像です。

エタラビ

エステの過剰な勧誘による営業スタイルは、今も昔も変わりません。
莫大の広告費をかけて、「1回数百円で脱毛」と宣伝し、安さを売りに集客します。
常識的に考えて客単価が数百円であれば、全国ネットで派手なCMができるわけもありません。その裏には超がつく営業トークをして、結果的に客単価を数十万レベルまで引き上げます。また、エステサロンでは、そもそも永久脱毛は、医療法で許可されていませんので、効果は一時的です。
(※出力が高い「脱毛ができる」機器を使用して、逮捕されているエステサロン経営者もよくニュースになっていますね。
永久脱毛をできるのはそもそも医療機関しかありえないのです。)

一方で、医療機関は医療法で広告がかなり規制されております。
医療機関の広告規制を統括しているのは厚労省ですが、この広告規制のために医療機関は脱毛に関して正しい情報を消費者に届けられないのが現況です。
具体的に書きますと、ネット広告でもエステサロンは金額表示を許されていますが、当院を含む医療機関は金額表示ができません。これは医療機関のネット広告が医療法で規制されているからです。消費者は一般的に金額表示していない広告には見向きもしません。
これが現状で、永久脱毛を考えている多くの消費者は、医療機関に問い合わせることなく、エステサロンに出向くわけです。
そしてその消費者はエステサロンで過剰な営業を受け、(一概には言えませんが、)消費者センターに駆け込み、被害者になるわけです。
一方で被害者を出すような倫理観を持たない経営者というのは、いくら取り締まっても、後を絶ちません。エステサロンが業務停止になったり、経営者が逮捕されたりしている事実は今も昔も変わらないのです。
法律を立案するのは、警察の仕事ではありませんが、国の機関でこれについて真剣に考えているところはあるのでしょうか?
このエステサロン過剰営業による被害者問題の要因はいくつかあります。
1. 厚労省が医療機関だけに広告規制している悪法
※医療機関もエステサロンと同様な広告ができれば、消費者は医療機関に流れ、悪徳なエステは駆逐されます。

2. 医療まがいなことをやっているのに、エステサロンを統括しているのは経産省
※エステで高出力機器による脱毛で火傷を負う健康被害にあっても、保健所(厚労省管轄)は応対してくれません。「警察に行ってください」というだけです。

3. エステサロン団体は莫大な政治資金で、自分たちに不利な法律をできることを阻止している
※そもそも火傷を負うかもしれない機器を使って、医療従事者でもない素人によって脱毛行為ができること自体がおかしいと思いませんか?でもそれを規制する法律ができないのは、政治的にそんな法律できないようにしているからです。

4. 日本の警察は目の前にある事象が法律違反かどうかのみ検討するだけで、その根本的な原因を考えることはしません。

この問題は警察、厚労省、経産省が一緒になって取り組まないといけない問題ですが、日本の縦割りの行政機関にそんなことを期待しても無駄でしょうね。
そこで、現状を少しでも知ってもらいたくて、長文になりましたが、このブログを書きました。
医療機関による正しい永久脱毛の情報が消費者に行き渡ること日がいつか来ることを切に願いします。

 

元神賢太

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