わきが手術について(弟2回)NULL
2012/03/20
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わきが手術について(弟2回)
わきが手術について、前々回のブログの続きです。
わきが手術の方法について今回は説明します。
わきが手術には、当院で主に行っているシェービング法のほかに、クアドラカット法、超音波メスを使った方法、反転剪除法など様々なものがありますが、どの手術が最も再発しないか、とはっきり言えるものはありません。
どうしてかと言いますと、どの方法でもいい加減な手術をすれば再発するからです。
それではわかりやすくイラストを使って説明します。
どの方法でも、皮膚を切開した後、アポクリン汗腺が含まれた皮膚を下の脂肪層から剥がします。そして、剥がした皮膚側(皮弁)の裏にくっ付いているアポクリン汗腺(上側)を取り除きます。この上側のアポクリン汗腺をいかに正確に取り除くかが、手術の再発を決定づけると一般的には考えられ、その方法が競い合うように開発されました。その正確性が最も優れていると私が考えているのが当院で行っているシェービング法ですが、実は、シェービング法でどれだけ完璧に上側のアポクリン汗腺を取り除いても、ワキガが再発する可能性はあります。
その理由は、剥がした皮膚側だけにアポクリン汗腺があるのではなく、下の脂肪層の中にもアポクリン汗腺(下側)が残っている可能性があるからです。この下側に残るアポクリン汗腺の量はかなり少ないため、これを問題視しないのが一般的な方法(ドクター)です。
私が行う手術では、この下側に残っているアポクリン汗腺がないか確かめています。具体的な方法を述べますと、シェービング法の手術で作った約2cmの傷から特殊の道具を使って、下の脂肪層の中にアポクリン汗腺の取り残しがないか実際に目で見て確認します。残っている場合は、アポクリン汗腺を切除します。
ここで、少し余談ですが、このアポクリン汗腺の確認と切除をする作業には、最低2cm程度の傷が必要です。私が行うシェービング法よりもっと小さい傷で手術を行う医療機関もありますが、2cm以下の傷ではこの確認と切除の作業を行うことは不可能であり、必然的に再発する可能性も高くなります。
私は手術を受けた患者様が2度とワキガの臭いを感じないように強いこだわりを持って手術を行っているので、ここまで手間がかかる手術を行っています。
以上、思わずワキガ手術について熱く語ってしまいました。
船橋美容HP「わきが・多汗症の手術」
青山美容HP「わきが・多汗症の手術」もご参照ください。
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